後ろ姿

今知っておくべきptsd情報~克服街道まっしぐら~

発症しやすい人

相談

ptsdを始めとするうつ病、統合失調症などの精神疾患に対する誤解の1つに、「心が弱い人がなりやすい病気」というものがあります。日本は特に、精神疾患や心的なストレスによる病気に対する理解が遅れているといわれており、そういった誤解も多いのです。では、「ptsdは心が弱い人がなりやすい病気」なのでしょうか。それは誤りです。辛い体験、怖い体験は人によって感じ方が違うものの、そういった経験をすれば誰でもptsdを発症し得るのです。大地震や津波で家や家族を失って生死に関わる体験をしたり、殺傷事件や交通事故などに巻き込まれたり、性的暴行などを受ければ、心的ストレスを受けて長年苦しめられることになるでしょう。

このような体験をすれば発症し得るptsdですが、ptsdに特になりやすい性格の傾向もあります。次のような性格は、特にptsdを発症しやすいと考えられています。最初に挙げられるのが、「自分の弱みや悩みを他人に見せず、常に明るい性格」でしょう。こうした性格の人は無意識に「自分で何とかしなければ」といった気持ちを持っており、周囲に助けを求めることができません。その結果心の傷が深くなり、ptsdに苦しめられることになるでしょう。

真面目で自分に厳しい性格の人ほどptsdになりやすいとも言われています。このような性格の人は「しっかりしなければ」という意識を持ちすぎてしまい、心的ストレスも上手く解消できない傾向にあるでしょう。環境により、「真面目にやらないといけない」という立場になっている人も、同様のことが考えられます。

自罰的で自分よりも他人を優先する性格の人も注意が必要です。このタイプは「ptsdになった自分、ストレスに悩んでいる自分は弱い人間だ」として自分自身を責めてしまい、症状を悪化させる傾向にあると考えられています。このように、ptsdは決して「心が弱い人」がなる病気ではありません。逆に、発症しやすい性格の傾向を見ていくと「明るくて強い人」、「自分よりも他人を大事にする人」などが挙げられるでしょう。また、事件事故現場に関わる警察官や災害と向き合う消防士、生死に関わる仕事をしている救助隊や兵士など、屈強な人々でもこのptsdに悩まされています。