後ろ姿

今知っておくべきptsd情報~克服街道まっしぐら~

よく見られる症状

考え込む男性

ptsdは強力な精神的ショックやストレスが原因となり、発症する病気です。生死に関わる体験や戦慄を覚える体験などをし、その際に受けたショックがいつまでも記憶として残るため、何度もその記憶に悩まされます。突然その当時の記憶を思い出しては、強い恐怖感や不安感、焦燥感などに襲われるでしょう。そんなptsdには、具体的に次に様な症状がよく見られます。

まず、突然、辛い記憶や恐怖体験の記憶がよみがえるという症状についてです。事件や事故、家庭内暴力の記憶など、時間が経つにつれて忘れたつもりでもふとした瞬間に辛い体験がフラッシュバックし、その当時に味わった恐怖感がよみがえってきます。恐怖感だけでなく、怒りや悲しみ、焦燥感、無力感などの感情も伴います。また、辛い体験を悪夢に見たり、不眠症になったりなどの症状も見られるでしょう。これらの症状は本人にとっては辛くても、周囲からみると理解に苦しむことになります。突然泣き出したり、落ち着きがなくなったり、怒り出したりする患者さんを「単なる情緒不安定」として軽く見てしまう人もいるでしょう。

次に、「回避行為」と呼ばれるも症状もよく見られます。これは、その名の通りトラウマを植えつけた出来事や体験を思い出さないように、似た状況を避けようとする症状です。そのなかでも最もよくみられるのが、事故現場や事件現場など怖い体験をした現場にいくことを避けるという行動です。しかし、トラウマや心の傷とは関係ないシチュエーションを避けるパターンも見られるでしょう。夜に事件や事故に巻き込まれた患者さんが、夜に外出できなくなるなどのシチュエーションがそれにあたります。さらに、不快感や恐怖感を感じないように、感情自体の働きが麻痺してしまうというパターンもあるでしょう。そうなってしまうと、辛く悲しい感情だけでなく、喜びや楽しさといった感情も感じられなくなることもあります。

辛い記憶のフラッシュバック、回避行動などと並んでよく見られるのが、「過覚醒」とよばれる症状です。これは、辛い記憶を植え付けられることで周囲が危険なものだという感覚に陥ってしまい、常に心身の警戒や緊張状態が続く状況のことです。イライラや睡眠障害、常にびくびくしている、落ち着きが無いなどの状態が見られるでしょう。